セタガヤからセタガワへ〜伊勢半移住日記〜

東京の世田谷っこが伊勢河崎の瀬田川沿いで古民家ショップをはじめました!!!

いと志やの建物

ここ伊勢河崎でお借りしているお店について、
まずはご紹介です。

建てられたのは、推定で大正時代初期。
現家主さん世代の4代前のことだそうです。

当時の伊勢河崎はお伊勢参りに来る方々を満たすための「伊勢の台所」。
正しくは、お米や魚などの問屋さんや蔵が建ち並び、
勢田川の水上運搬で物資が続々と運び入れられていたそうです。
川からすぐに蔵に商品が運び込まれるようにレールが敷かれ、トロッコが使われていました。

ここは履物を主に扱う問屋さんで、昭和の写真では所狭しと店前に地下足袋や長靴などが並んでいます。

往時は長者番付にも名前が乗るほどの大店だったそうで、
このお店以外にも、蔵が数件、土地もお持ちだったと確認しています。

その後、時代と共に学校用品(学校用の靴など)や資生堂の化粧石鹸など様々な商材を取り扱っていたことが、お店に残されていた看板などからもわかります。

5年前に亡くなられた大家さんのお母様がお店をされていましたが、
その後、NPO法人河崎まちづくり衆のご助力で休み所「和」として再生され、
その場を譲り受けて私がお借りしているのが現状です。

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