セタガヤからセタガワへ〜伊勢半移住日記〜

東京の世田谷っこが伊勢河崎の瀬田川沿いで古民家ショップをはじめました!!!

古民家と私。

元々生まれ育った街では
世田谷ボロ市」というのが年に2回ありまして
高校生の頃にその骨董屋さんでバイトさせてもらったりしたのが
お仕事としての骨董との出会いでした。

多分それ以前も古いものとかレトロなものとか好きで
祖父母の家がちょっとお洒落な古い平屋だったのですが
その影響もあったのかな、と思います。

中学生くらいからはもう、神社仏閣とか大好きで
京都の修学旅行は特にドキドキわくわくで、
嵐山のグループ行動の日に「どうしても野宮神社に行きたい!」と先生に無理を言って既存にないコースをつくってもらってしまったり、
タクシー行動の日の運転手さんに驚かれるくらい神社好きを披露してしまったりしましてました(笑)

大学で京都を目指したものの、受験に失敗。。。

一旦は途切れた京都への憧れでしたが、今の仕事を始めてから京都への出張が出来るようになりました。
ちょうどその頃「京町家」の本と出会い、京町家への憧れを抱き始めました。
その本を片手に、町家さんをお店にしているところをあちこち巡り歩き、すっかり町家造りのとりこに。
「絶対町家さんでお店を開こう!」と心に決めました。
お友達の紹介で知り合ったお店の方と古民家好きですっかり意気投合して
一緒に物件を探していただいたりもしたものの、なかなか決まりきらず。。。

同業者の友人の縁で、地元世田谷の三軒茶屋でお店をオープンしましたが
やっぱり「町家か古民家」という思いが拭いきれず。。。

その後、京都以外でも、奈良、高岡、金沢、新潟、などなど古民家物件を探し続けましたが、「これ!」といった物件には出会えず。。。

そんな中、伊勢へのご縁があり、遊びに行ったりするうちに「伊勢もいいなぁ」と思うようになりました。
するとちょうど「河崎で空き家の再開発をしている」という話を聞き、是非空き物件を見せて欲しいとお願いをしたのがきっかけで
こちらでお店を構える事が出来る運びとなりました。

今のお店は、元々、履物屋さんなどを営んでいた商家さんで
伊勢河崎ならではの、川に面した作りとなっています。
ここからの眺めは勿論、建物の外観や建具、お借りしている家具なども
どれも愛しくて惚れ惚れとしてしまいます。

今の住宅も勿論良さはあると思いますが、
川に向かって真っ直ぐに開け放つことの出来る戸の並びや
そこから入ってくる風を感じると、昔の自然を利用した建物造りにはっとさせられるものがあります。

f:id:itoshiya8j:20180817230017j:plain

河崎の街自体が本当に魅力的で、今も生き生きとした住宅街でありながら、
昔ならではの蔵や古民家が残っていて、NPO法人が街づくりに参画してくれています。

倉敷のような水辺の着物の似合う街にも憧れがありましたので
本当に本当にぴったり好みの街なんです。

そしてここで暮らす皆さんがまた本当に良い方ばかりで、、、。
水辺の優しさに満ち溢れています。

ここへのご縁を導いてくださった皆様と受け入れてくださった皆様には本当に感謝でいっぱいです。